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大切な人25

あくまで、フィクションです。実際の登場人物や団体及び法律等は関係ありません。

パラレルです。



お待たせいたしました。お邪魔虫(本体)ついに登場です。(誰も待ってませんか?)




あんな幼馴染の存在一つに動揺するなんて…クソ、俺はまだ不安なのか…





大切な人25









『京子です。今日大事な話があります。仕事が終わったらまっすぐ帰って来て下さい。都合が悪い場合は折り返し連絡を下さい』


撮影が終わって帰り支度をして、携帯の留守電をチェックしていると京子からそんな留守電が入っていた。


あの子が電話して来るなんて珍しいな。この間の留守電もそう言えば珍しい事だった。いつもは繋がらなかったら、そのまま切るのに…何か、あったのかな?昨夜から様子もおかしかったし…


そんな事を考えながら、待たせていた社さんと駐車場に向かった。駐車場入り口付近まで来た時、騒がしい少年とマネージャーらしき女性が駐車場から歩いてきた。


「ねぇー、祥子さん。一体いくつ挨拶にまわるの?俺疲れちゃったよ」

「わがまま言わないの。貴方はこれからデビューするのよ。この業界、人脈はとても大切なんだから最初が大事なの。さ、次いくわよ『ショウ』」


すれ違いざまにそんな会話を聞いた俺は、聞き覚えのある『ショウ』という名に反応してしてい振り返っていた。俺のそんな行動を不審に思った社さんが声をかけてきた。


「どうした蓮。知り合いか?」

「いえ、ただ聞き覚えのある名前だったので…」

「聞き覚えって、お前は海外で生活していたんだろ!?何処で聞いたんだ?」

「妹の幼馴染がたしか、『ショウタロー』だったと…」

「…少し調べてみよう。あの女性は確かアカトキだったと思うから、その線で新しくデビューする人間を調べればすぐに出て来ると思うから…」

「ええ、お願いします。少しいやな予感がします」


駐車場に止めてあった車に乗るなり、携帯を取出し京子へ電話した。今どこにいるのか、急に不安になったのだ。そんな俺の横で、社さんは携帯を操り、事務所へ先程の人物について問い合わせてくれていた。

トゥルルルル トゥルルルル トゥルルルル トゥルルルル トゥルルルル トゥルルルル

どうして出ないんだ、京子!今どこに……


『はい、京子です。』

「京子。俺、蓮だよ」

『蓮兄。連絡をくれったて事は、都合が悪いの?』

「いや、これから帰るところだよ。京子がまだ終わってないんだったら、もう遅いし迎えに行こうかと思ってね」

『ありがとう。私は今マンションに着いたところだよ。さっき、鍵を開けてたら丁度携帯が鳴るからビックリしちゃった』

なんだ…それでなかなか出なかったのか…

「俺が帰るまで、家から出るんじゃないよ」

『えっ…、どうしたのそんな事言うなんて…何かあったの?』

「帰ったら話すよ…お願い、家から出ないで!!京子!!」

『う、うん。わかった、家にいる。まってるね、蓮兄』

「なるべく早く帰るから」

『あまりとばさないでね。気をつけて・・・』

「じゃ切るから」


とりあえず京子は家にいる限り安全だ。ホッとした俺は肩に入っていた力を抜いた。その様子を見ていた社さんが、話しかけてきた。


「さっきの少年は、今度アカトキからデビューする歌手で名前は『不破尚』というらしい。ビジュアルだけでなく歌唱力もあるようで、久々の大型新人としてアカトキは随分力を入れているらしい」

「そうですか…(ハァ~)社さん、彼の出身地はわかりますか?」

「確か、京都ってきいた……まさか…本当に京子ちゃんの幼馴染か…?」

「みたいですね…これで、京子の様子がおかしかった事にも説明が付きます。今日話したい事も、彼の事でしょうね」

「俺も彼女が養女になった経緯はチョットだけだが聞いている。京子ちゃん大丈夫か?そんな人間が近くに来るなんて…」

「それは本人でなければ何とも…とにかく、彼女と話してみます。社さんにも協力していただくかもしれませんが、その時はよろしくお願いします」

「任せろ。俺はお兄ちゃんだからな!」

「懐かしいですね。それ」


そんな事を話しながら、車を事務所に向かって発進させる。


「ハハハ、お前より俺の方がお兄ちゃんみたいと言ったのは、京子ちゃんだからな」

「ええ、あの時俺は理不尽な怒りが湧き上がりましたよ」

「お前は、彼女にとって兄よりもっと違う存在だったんだよ。きっとな」

「元々、俺たちは友人でしたからね。仕方ないとは思いますけど…4年以上家族やってる俺より、初対面の社さんをお兄ちゃんって、あんまりですよ」

「まあまあ。お前は京子ちゃんのお兄ちゃんになりたいわけじゃないだろ!?だったらいいじゃないか」

「?なに言ってるんですか?京子は妹ですよ?」

「(ガーン!こいつ…これだけあからさまな態度をとっておいて、まだ妹と言うのか!!芸能界でお前らを兄妹として見ている人間なんてほとんどいないぞ!!公然の秘密になるくらい有名なのに!!)っそ、そうか…妹ね…」

「そうですよ。変ですよ。社さん」

「(変なのはお前だーーー!!そんな面して恋愛オンチって…)なんにしても、これから大変そうだな…」


そう大変だ。あんな幼馴染の存在一つに動揺するなんて…クソ、俺はまだ不安なのか…いや、まずは京子と話をしてからだ。俺達のこれまでの時間は無為な物ではないはず…京子は俺のそばにいてくれる…


これからの先行きに不安を抱えつつ、車を走らせた。





つづく
2011-05-05

ついにお邪魔虫が登場致しました!!
どんなふうに登場させるか、難産でした…まずは蓮に駆除対象を確認させようとこんなお話になりました。
女将さんの手紙を昨日受取ったのに、もう登場したよ。早いぞ!ショウタロー!
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神無月白猫

Author:神無月白猫
ここは、神無月白猫の管理する、ス/キ/ビ/の二次創作ブログです。

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無断による転用・誹謗中傷・荒らし行為もご遠慮ください。
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                          開設日2011年01月16日
移転日2011年04月09日

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