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大切な人24

あくまで、フィクションです。実際の登場人物や団体及び法律等は関係ありません。

パラレルです。


過去の反省&キョーコのお守り大作戦



この人の自慢に思うような俳優になれるように頑張らないと…







大切な人24








沈黙が続くなか、コーヒーを飲む音がやけに響く・・・一息ついた後、社さんはあまり気乗りしない感じで話し始めた。


「…最初は、信用されてないからかなっと思ったんだ…でもお前、仕事をどれだけスムーズにこなしても、大きな仕事を取って来ても、態度がずっと変わらなかったから、何かほかに理由があるのかと思ってな、社長に聞きに行ったんだ。お前の事は、社長直々に俺が任命されたから…」

「社長が?俳優セクションの主任ではなく?」

「ああ、ビックリしたぞ。社長直々に見つけてきた新人を、まだ経験の浅い俺に回して来るんだから!」

「そうなんですか?でも、新人にしては随分人脈があったような!?」

「それはな、内定をもらったとたん、バイトに入って雑用仕事覚えさせられて、入社した途端に色々な部署にたらい回しにされて、一通りの仕事の流れは覚えられたんだが・・・これらの本来の目的は、顔つなぎだったのかもな」

「顔つなぎ…」

「この業界、人脈は大事だぞ!!……おかげで、お前のマネージャーになった時、あまり困らなかったけどな」

確かに、どの現場でもスムーズに事が運んだな・・・

「それで、社長に何を聞いたんですか?」

「……どうしてもお前が俺の事を生理的に会わないんだったら、変えてもらうしか無いと思ってな、それを言いに行っただけなんだが…でも社長は逆に聞いてきたんだ『初対面の時何をどう話したのか』と…」

「どうして、社長はそんな事を…」

「お前の妹が、俺達に何かあったみたいだって、社長にメールしたみたいでな…お前その日、妹にメールしたんだろ」

「京子が社長に?でもメールにいつもと変わった事は書きませんでしたよ?」

「ああ、その事は社長も聞いているそうだ。でも、お前の妹が何かあったというなら、何かあったはずだから話せって社長が言うから、俺も思いだしながら話していたら、いきなり『それだ!!』って社長が叫んで、俺の失言に気付いたというわけさ」

「…すいません。いつまでも引きずっていて…」

「いや、俺も悪かったな。他人にとってはくだらなくても、自分にとっては譲れない大事な事ってあるのに…失言だった。お前にとって妹がどんなに大事な存在か、社長に懇切丁寧に説明されたよ」

「…そうですか(何をどう説明したんだ。何処まで知っているんだ社さんは…いや養女だって事は知らなかったんだから…全部は知らない??あとで社長に確認しておかないと)…」


珈琲を飲み終えた社さんは空缶をゴミ箱に捨てていた。


「ま、そんな訳で、『自分の何気ない失言でお前を傷つけてしまって悪かったな』っと思った俺は、せめて仕事で挽回しようと頑張ったわけだ」

「その…ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします」


俺は立ち上がって、社さんに頭を下げた。本当に、俺のガキみたいな行動にずっと付き合ってくれて、でも助けてくれて、こんないいマネージャー俺にはもったいないと、これまでの自分の行動を恥じた。この人の自慢に思うような俳優になれるように頑張らないと…


「いや///照れるな…そんな改まれると///こちらこそよろしくな」


そう言って、右手を差し出された。その手を俺は握り返して社さんと顔を合わせ笑った。今日は本当に濃い一日だったな。


「そういや、知ってたか?俺をお前のマネージャーに選んだのって、お前の妹なんだぞ」

「…えっ…」

「入社試験の書類と、面接の様子を撮ったDVDをみて俺を選んだらしい。成績や素行は問題なく合格点だったんだが、俺の体質上機械類の多い現場を回るこの仕事は向いてないと、落とされそうだったんだ。まあ、車の免許もとれないんじゃ、マネージャーなんて出来ないしな。でも、彼女は『逆にコレを武器にすべきだ』って、おかげで今の俺がある訳だ。彼女はお前を守る為に必要な能力を持ったマネージャーを探してたんだな」

「京子…あの忙しい中、そんな事まで…」

「大事にしないとな」

「はい。これまで以上に大事にします」


悪夢から始まった一日は、とんでもなく幸せな気分で終わった一日になった。





「敦賀さーん。午後の撮影をあと10分で始めます。セットにスタンバイして下さい」

「はい。わかりました」

ADが午後の開始を知らせてきた。食べ終わった弁当箱を片付けようと手を伸ばすと、社さんが先に片付け始めた。


「お前は準備をしろ。片付けは俺がやっておくから」

「ありがとうございます」

さあ、午後も頑張ろう。





つづく
2011-05-01


設定を決めるなら、マネージャーも選びます。こだわり出したら止まりません(笑)
でも一番は、蓮のお守りがほしかったんです。
大切な人19からヤット繋がった(ホッ)
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神無月白猫

Author:神無月白猫
ここは、神無月白猫の管理する、ス/キ/ビ/の二次創作ブログです。

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無断による転用・誹謗中傷・荒らし行為もご遠慮ください。
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                          開設日2011年01月16日
移転日2011年04月09日

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