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大切な人21

あくまで、フィクションです。実際の登場人物や団体及び法律等は関係ありません。

パラレルです。


お父さん暴走中!




今朝の夢・・・・・・あれは正夢だったのか・・・




大切な人21









その日の目覚めは最悪だった。

朝から気分が悪い。あんな夢を見るなんて・・・

そんな、ムシャクシャした気分のまま、表面上は穏やかに過ごしていた。


「蓮・・・お前、鏡を見て自分を立て直してこい」

「何を言っているんですか?」


雑誌取材の待合わせ場所に着くなり、社さんは真剣な顔で俺を大きな姿見の前に促した。


「本当に分からないのか?・・・それとも、わからないふりをしているのか?」

「・・・・・・」


無言で社さんを見詰めていると、長い溜め息をはかれた。


「今日は『敦賀蓮』の皮が剥がれかけてるぞ」

「!!!」

「これでも、お前より年上なんだよ。初対面の時から警戒されてるのは分かってる。まあ、俺の失言が原因だが…これは仕事だ。最低限の事はやれ。お前は何のために此処に居るんだ」

「っ!…俳優として、生きていくためです・・・」

そう、俳優として一からやり直すために、わざわざ日本にまで来たんだ。

「じゃあ、今日のお前は芸能人の「敦賀蓮」か?」

「いえ、すいません。以後、気を付けます」

「わかってくれたのならいい。…しかし、紳士の化けの皮が剥がれるほど不機嫌になるってことは、妹がらみか?」

う、痛いとこ突いてくる。この人覚えていたんだ。
紳士の化けの皮って、キョーコみたいな事をいうなぁ~。でも、今朝の夢の事は言いたくないな~。どうしようか・・・

「誤魔化すなよ。俺は「敦賀蓮」のマネージャーとして、今後こんな事がないように聞いておく義務がある。さあ、今すぐ話すんだ」

「いや、もうこの通り、顔もいつも通りに戻ってますからっ」

「ダメだ!はな―――

「あの~」

約束していた雑誌の記者が声をかけてきた。彼らも到着したみたいだ。俺が主演映画の宣伝も兼ねたインタビューをこれから受けるのだ。


ナイスタイミング!助かった・・・

「すいません。お待たせしてしまって…すぐに向かいます」


俺は、社さんがなにか言う前に、記者に返事を返し、そそくさとその場を後にした。
社さんはまだ何か言いたそうだったが、仕事が優先と引き下がった。




取材も終わって、今日はこれで今後のスケジュールを事務所で打ち合わせて終わりだった。
松島主任と社さんの二人と打ち合わせを済ませ、帰宅しようとした時に社長に声を掛けられた。


「よぉ~蓮。久しぶりだな。仕事も順調そうで何よりだ。そんなお前に渡すものがあるから、社長室によってくれ」

「なんでしょう?今日は珍しく早く終わったので、帰りたいのですが(早く帰って、キョーコにメールするんです。邪魔しないで下さい)」

「ほぉ~そうか要らないのか。お前が頑張っているからと、お前の両親が俺に手続きを頼んできたんだが…そうか、これは俺と彼女のホットラインにしよう」

「!っ、ホットラインってなんですか!」

「つ~んだ。お前は要らね~んだから関係ないだろ…せっかく国際電話が出来る携帯電話を手配してやったのに―――

「(クル)さ、社長。直ぐに参りましょう。ささ(グイグイ)」


俺は手のひらを返し、社長を引きずりながら社長室へ向かった。
そして俺の手には…


「良かったな、蓮。これで、連絡が滞る事だけはなくなるな。しかしプライベート携帯か…(また、蓮を狙っている女優達が騒がしくなるな)事務所の携帯どうする?2台も嵩張るだろ。解約するか?」

「いえ。これはあくまで実家(妹)との連絡が滞る時用なので普段は使いません。支払いも俺持ちのプライベート携帯ですし、仕事先には番号を教えません。実家(妹)とのホットラインですから(喜)」

「(なんか実家と言いながら別の単語が聞こえたが)そうか…まあ、お前がそれでいいならいいか(今日は一日機嫌悪かったのに…)」

「お~言い忘れたが、妹にも同じ機種を持たせてあるから、その分もお前が支払えよ」

「ほ、本当ですか!」

「ん?支払いか!?」

「違います!京子も同じものを?」

「ああ、本当だ。あいつが、彼女がお前からの連絡が途絶えると、不安そうなのが忍びないと言って、少しでも(彼女の)不安を和らげるために、直ぐ連絡できるこれを持たせると言ってたぞ」


社長のそんな話を聞き流しながら、国際電話のかけ方を説明書で確認していた。


番号は…このアドレスに一番に登録されているのがそうだな・・・かけ方は・・・

「おいおい、まだ掛けてもでねぇーぞ。荷物がまだ届いてないんじゃねぇーか?」


ルルルルル ルルルルル ルルルルル


「…蓮。掛かってきたぞ…」

「早いな。最近の国際便は…」


ドキドキしながら、電話に出ると想像とは違う人物からだった…


「蓮ーーー!聞いてくれーー!京子が!京子が~~!」

「落ち着いてください。父さん。京子に何があったんです!そもそも何故、貴方がその(彼女の)携帯から電話して来るんですか(怒)」

「リビングに説明書と一緒に置いてあったからだ。これならお前も着信拒否できまい(ここ重要)そんなことより、聞いてくれ!京子が!京子がお嫁に行ってしまうんだーーー!!」

『キョウコ ガ オヨメ ニ イッテシマウ』

目の前が真っ暗になった。父さんの声が随分と遠くに聞こえる・・・世界が闇に染まっていく…

そんな、今朝の夢・・・・・・あれは正夢だったのか・・・





つづく
2011-04-28


お父さん暴走中!前回のお話を引きずっています。消化しきれず、食あたりを起こしました。処方箋(旅行取り止め)にてお薬(キョーコ)が必要です。
社さんと蓮は、チョット距離が近くなりました。
社長がいっていた例のものは、携帯電話でした。でも、保険が保険にならず騒ぎのもとに…クーパパの予想外(ある意味予想通り)の行動で裏目に出てしまいました(笑)
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神無月白猫

Author:神無月白猫
ここは、神無月白猫の管理する、ス/キ/ビ/の二次創作ブログです。

管理人は雑食というか、漫画なら結構色々好きなのでジャンルは増えるかもしれませんが、原作者様並びに出版社様とは何の関係もありません。
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無断による転用・誹謗中傷・荒らし行為もご遠慮ください。
以上、了承いただける方は各記事にお進みください。
                          開設日2011年01月16日
移転日2011年04月09日

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