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嘘が本当!?本当が嘘!?④

やっと終わりました。もう今日は5日ですが(笑)








「申し訳ございませんでした!敦賀さん!!」









嘘が本当!?本当が嘘!?④








彼女は滂沱の涙を流しながら、社長に訴えた。


「社長!私はもうこれ以上は無理です!」

「は・・・俺?」

「…どういう事かな?最上さん」


いきなり社長に向かって無理と訴える最上さん。いったい…そう思って社長を伺うと、良く分からないといった顔をしている。どういう事だ?


「嘘をつくなどという、ハイレベルな技術は私にはありません。これも演技の勉強と割切ってみましたが、敦賀さんには見破られ、こんな返しが来るなんて・・・!!」

「えっと・・・最上さん。ウソって…」

「惚けないで下さい。いいんです。これは、先輩を謀ろうとした私に対するお仕置きですよね。まさか、怒られるかもとは予想して覚悟していましたが、社長室へ先回りして…私の設定に合わせての先ほどの返し、参りました敦賀さん!!」


室内に訪れる沈黙…嘘?お仕置きって何の事だ…?室内には最上さんのすすり泣く声だけがひびいている。そうするうちに、それまで静観していた所長が最上さんに話しかけた。


「…つまりだ。蓮がさっき俺に報告してきた話は、ラブミー部へ出した今回のミッションだった訳だな!?」

「はい社長。やはり敦賀さんからもうお話を聞いてらしたんですね」

「いや、随分とリアルに設定を作ってたから一瞬本当かと…嘘か?」

「それ以外に、あんな突拍子もない話があるでしょうか?」

「…(汗)いや、うん、そうだな。そうか、ミッションだったか…(ホッ)」


社長は納得した様だが、ミッションとは何のことだ?この人まさかまた下らない事を(怒)ここは、首謀者に聞いてみるべきか。


「どうやら、この騒ぎの首謀者は貴方のようですね社長(ニッコリ)詳しく説明していただけますか?社長(メラメラ)」

「いや、それはだな……」


顔色悪く冷や汗を流していると秘書から国際電話が入っているとの連絡が入った。相手はクーの奴だ。


『ボスー!!大変だ!!ジュリが『バレたのならもう日本へ会いに行ってもかまわないわね』と言って日本行きの飛行機に!!!!』

「なにー!!仕事を放り出してか!?」

『丁度、今日からバカンスの予定だったんだ…。ボス、何としても空港で捕まえて、送り返してくれ!!』

「なんて間の悪い…わかった。必ず捕まえて送り返すから、迎えをそちらの空港に配置しておいてくれ」

『お願いします。それで、先ほどの件はどうなったんで――

「先生!!申し訳ございません!私の付いた嘘の為に、こんな、こんな大事になってしまうなんて…!!」

『キョーコ!?』


最上さんは、社長の電話の内容を漏れ聞き、いきなり社長から受話器を奪い取った。


「ミッションの為とはいえ、こんな嘘を私が敦賀さんに付いたばかりに…(涙)もう、先生に会わせる顔がありませんっ!!」

『キョーコ。いったい如何したんだ?』

「あ~、クー。さっきの話なんだが、俺がラブミー部に出したミッションだったんだ」


社長が受話器を最上さんから取り返し、父さんに説明している。最上さんは真っ青になって「どうしよう。どうしよう。まさか国を越えてまでの騒ぎになるなんて…」とブツブツ何やら呟いている。


「…そうだ、エイプリールフールにちなんでのチョットしたイタズラの心算(こころづもり)だったんだが…まさか、最上君のチョイスした内容がな…」

『そ、そうだったんですか。は…はは、嘘ですか…あまりの内容に、チョット腰が抜けましたよ』

「すまんな。ジュリの奴はこっちで何とかするから…まあ、これまでどうりで頼む」

『はっ、はい、分かりました。これまでどうりですね。彼にも宜しくと伝えてください』

「最上君も反省してるんで許してやってくれ。もともとは俺の出したミッションが原因だしな」

『分かってます。キョーコが悪くないことぐらい。キョーコには、『気にしなくていいから。敦賀君と似ているなんて光栄だよ』と伝えてください』

「ああ、伝えなくても聞こえているみたいだ。じゃな」

『はい。また』


カチャン


クーの奴への説明は終わったが、この二人をどうするか…ジュリの件も急いで手配しねぇーとな。


「社長。もうこんなミッションは出さないで下さい。本当に…」

「わ、わかった」

「グス、敦賀さん本当に申し訳ございませんでした」

「最上さん。もう気にしなくていいから…ヒズリ氏も言ってただろ。俺も光栄だよ。彼と似ているだなんて」

「う、有難うございますぅ~」

「最上君。もう遅い今日は帰りなさい。蓮送ってやれ」

「そ、そんな、とんでもない。先輩のお手を煩わせるなんて…」

「(キュラキュラ)俺には送られたくないってことかな?」

「いえっ。是非おねがいいたします」

「クス、任されました」


社長に挨拶を済ませ、彼女を送るべく駐車場へ向かった。もうこんな疲れる一日は来ない日を祈りながら……しかし本当に嘘だったんだろうか・・・最上さんに確認する訳にもいかないし・・・



余談:社長の手配した部下達に無事母は保護され本国へと返された。父は母に『嫌い』を連呼されたそうだ。






おしまい
2011-04-05





こんなくだらない話に、おつきあいくださって、ありがとうございました。
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神無月白猫

Author:神無月白猫
ここは、神無月白猫の管理する、ス/キ/ビ/の二次創作ブログです。

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                          開設日2011年01月16日
移転日2011年04月09日

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